カルチョーフィ・アッラ・ロマーナ(アーティチョークのローマ風白ワイン蒸し煮)生ソラマメとチャイヴの花を散らして
可食部だけに整えたアーティチョークの鱗片を押し開き、ニンニクとイタリアンパセリとペパーミントとアンチョビをみじん切りにして混ぜたものを鱗片の間に擦り込んで、白ワインで蒸し煮にしたものをローマ風というそうです。それに出会いものの生のソラマメと、花盛りのチャイヴの花を散らして。。。
アーティチョーク ヴィオレ・ド・プロヴァンス
濃い紫色が、緑色に生い茂る葉茎の中で、ひときわ華麗です。しかし、ちょっとトゲが痛い。美しいものにはトゲがあるということですかね。
ニンニク エレファント・ガーリック
通常の4〜5倍ほど大きいニンニクですが、香りはマイルドで旨味のある品種です。
ペパーミント
この料理のかくし味で、本来はローマ産のミント:メントゥッチャを使用するそうですが、中々手に入らないので、ペパーミントを代用しています。
イタリアン・パセリ ギガンテ
ギガンテとはジャイアントということ。つまり葉っぱがでかいです。
ロング・ソラマメ アグアドゥルセ
豆自体は小振りですが、莢が長く粒の数も日本のものより多くて6〜7粒入っています。イタリアでは生でも食するそうです。走りのもので新鮮なものは美味しくいただけます。この料理ではアーティチョークの出汁とチャイヴの花のネギっぽい香りでいただきます。
チャイヴ
海外ではハーブの仲間とされるチャイヴは、日本ではアサツキの親とされる。要するに小ネギ?ひとつの丸っこい花は、小さな花の集合体。それをひとつひとつ分けて、料理に散らすと薄紫色の小さな花がディッシュアップをひきたててくれます。優しいネギの香りが口の中で広がり、春の花の季節を感じさせてくれます。