Petit Cru / Maya et Taos

ペスコ・ベジタリアン・オーガニック菜園「Petit Cru / プティ クリュ」にて
オーガニック菜園「プティ クリュ」にて

食料自給率アップ ペスコ・ベジタリアンのボタニカル菜園ライフ

7月末の野菜たち
7月のある日

私たち夫婦がふたり合わせて100歳になった年に、東京から茨城県に移住しました。ペスコ・ベジタリアン野菜栽培を実践するためです。安全性が高くて身体に美味しい(健康への貢献度が高い)野菜を探し求めた結果、このペスコ・ベジタリアンというボタニカル・ライフスタイルにたどり着きました。自然界の法則が教えてくれるさまざまな事や、季節を告げる色とりどりの野菜たちが、私たちの精神的ストレスを解消してくれることも実感しています。

マヤマヤ&タオス流菜園ライフの特徴

日本食を健康維持の中心と捉え、ペスコ・ベジタリアン(魚貝類と植物性食材のみを食べる人々)として生活しているため、農作物にもペスコ・ベジタリアンの材料で肥料を施して、少量多品目ペスコ・ベジタリアン農法を実践しています。

 

 @ 肥料の原材料は植物性を主体とし補助的に海産物を使用します。米ぬか・籾殻・貝殻・蟹殻・海老殻・魚粉・煮干し・昆布・鰹節・ひじき・黒糖・メイプルシロップ・にがり等を発酵させて作る有用微生物発酵肥料(ぼかし肥)と、玄米酢・麦焼酎・貝殻・にがり等を水溶液にした液体肥料と、腐葉土を畑に入れて栽培しています。他の化学物質や家畜糞尿などは畑に入れません。

 

 @ 消毒種子はなるべく使用しません。どうしても仕方のない場合は自家採種栽培をした種子を使用して栽培したものを食します。つまり種を購入しても食べられるのは来季になります。

 

 @ 遺伝子組み換え作物は栽培しません。

 

 @ 栽培品種は少量多品目で失敗リスクを低くしています。プロの農家さんいわく「毎年が1年生」というほど栽培には失敗がつきものです。栽培品種が少なくて失敗や天災に合うと、食べられるものが全く無くなってしまう場合もあります。多品目であれば生き残ってくれる逞しい野菜もあります。被害の悲しさを逞しい野菜たちが励ましてくれるのです。

 

 @ 栽培するのは日本では流通の少ないレアベジ(珍しい野菜)です。個性の強いヤツばかりで、毎年感動を与えてくれます。海外のものが主で、日本の伝統品種・在来品種も少量栽培しています。

 

 @ 旬(野菜に合った生育期)をとらえた時期に栽培しています。夏野菜を冬に食べるためにビニルハウス内で暖房をたくようなことはしません。つまり奇をてらった時期栽培のために余計なエネルギーを使用しないということでもあります。

 

 @ 農家さんの高齢化や何かの事情で使用されなくなった休耕農地を再利用しています。

 

 @ 収穫物は主な品種ごとに放射線量測定を行っています。

 

 @ 我が家の食料自給率は確実にアップしました。

 

このように、私たちの農法には目に「見えない所に健康へ繋がる価値がある」ことが多いですが、レアベジ栽培は色彩や模様など目に見えて楽しいものです。茨城の風土になじむように頑張っている姿が感動的で、歳をとっても初めて体験する事ばかりです。

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天高く マヤ放つ 愛
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イタリアントマト「コストルト・フィオレンティーノ」
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