里芋「海老芋」の皮喰い揚げ。。。
秋ふかし、里芋ふかし、夜ふかしへ。。。
里芋は縄文時代に中国を経由して日本に伝来したそうで、お米の前から日本人が食してきた植物。縄文の頃の人々は、どんな食べ方をしていたのだろうか?などと、夜ふかしをしながら想いに耽っている今日このごろ。。。今年は畑への植え付けがひと月ほど遅れたので、できた海老芋が小さい。皮を剥いたら食べる部分がほんの少しになってしまうので、皮ごといただくことに。。しっかりふかした後にじっくり揚げて皮を食べやすくしました。皮の香ばしさと芋のねっとり感が合わさって、ひと味違う美味しさが味わえます。イタリアン・ハーブ「ネピッテラ」を刻んだハーブ塩の、何やらセクシーなミント香でほのかな土の香りにアクセントを。。。掻敷にハーブ「ナスタチウム」を、かじれば口直しに、ほんのりピリッと。。
里芋「海老芋」
海老芋は、京料理「いもぼう」で著名ですが、産地は京都のみならず静岡でも多く栽培されているそうです。親芋・子芋・孫芋と全部食用になりますが、小芋が大きさや食感など品質が良いため、主に高値で流通します。里芋の茨城県つくば市周辺の収穫期は11月で、雨天が少なくなり2〜3回ほど霜にあたると茎が折れて大きな葉が垂れ下がり、芋に味がのります。掘り上げた芋の塊を、土を落とさずそのまま毛布にくるみ、ビニールハウスで保存します。冬の貯蔵食物として来年までいただけます。また、そのうちの少しを来年の晩春に畑に植え付けます。日本では、縄文時代から受け継がれた持続可能性の高い食品のひとつです。
イタリアン・ハーブ「ネピテッラ」
イタリアンきのこポルチーニ茸といえば、ネピテッラ。と言われるほどイタリアでは郷土に根ざしたキノコに相性のいいハーブ。オレガノとペパーミントの中間のような味で、少しスイートマジョラムにも似た感じです。ペパーミントが甘く爽やかなミント臭ならば、こちらはちょっとセクシーな大人のミント臭な感じで、野生味のある食材と相性がいいようです。
ハーブ「ナスタチウム」
ナスタチウムは、トマトやジャガイモと同じで、1600年代の大航海時代に南米からヨーロッパへ伝来された植物。名前はラテン語の「鼻が曲がる」に由来する。その名の通り鼻に抜けるピリ辛さが特徴。ビタミンCが豊富で、19世紀のヨーロッパでは壊血病の治療に用いられたそうです。春から夏に花を咲かせ、暑くなると辛さが強くなりますが、寒くなってくると辛さが弱くなります。晩秋には、他の野菜と混ぜてサラダにして、たっぷり美味しくいただけます。