マヤマヤの故郷、長野県上田市山口地区。そこに、400年前から栽培及び採種が続けられてきた大根があります。平成19年に長野県より「信州の伝統野菜」に認承された「山口大根」です。可愛らしい裸電球のような姿ですが、爽やかな辛味とほのかな甘みで個性的な味わいが楽しめます。おろしにしてお蕎麦の薬味にしたり、切干大根にしておやきに入れたり、食べ方はいろいろですが、マヤマヤのオススメは天ぷら。天ぷらにすると普通の大根との違いがはっきりします。水分が少ないようで、べちゃべちゃにならない。しっかりと大根の旨味が堪能できる天ぷらです。
マヤマヤの家庭菜園で栽培した「山口大根」。自分で栽培できるなんて、とても嬉しい。
昭和の裸電球のようで、可愛らしい。
山口地区で数名の農家さんが細々と「山口大根」の栽培採種を続けていましたが、それを知った地域住民や学生さん達が、平成17年に「山口大根の会」を結成して、山口大根復興プロジェクトを始めたそうです。令和元年、マヤマヤも総会にお招きいただき故郷の味を勉強させていただきました。
令和元年「山口大根の会」総会。山口自治会館にて。
山口大根の会で、収穫体験。長野県上田市山口地区にて(マヤマヤの地元)。
種子が販売されているので、ご自分の家庭菜園でも栽培して、採れたての「山口大根」で天ぷらやおろし、切干にして保存もできます。
400年も輪廻転生してきた「山口大根」の種子。伝統の重みをずっしりと感じます。守って来られた人々の思いをしっかりと受け取って、大切にいただきます。今年は切干大根にもチャレンジしてみます。
日本の伝統食「切干大根」を、信州伝統野菜「山口大根」で作って、信州の伝統食「おやき」に閉じ込めた逸品が上田市のいくつかのお店で購入できます。
「山口大根」の切干。「山口大根の会」の皆さんが頑張って通年業務用販売を可能にしてくださり、また、それを使用しておやきを1年中作ってくださるお店のおかげさまで、いつでも「山口大根切干のおやき」が食べられるようになりました。皆さん、どうもありがとうございます。